2015.10.21
昨日の「お寺の門だけどお寺の門じゃない」という、なぞかけめいたことについて。
こちらのお寺は庫裡（くり）の改修工事をさせて頂いている寒川町の徳勝寺さんです。
以前、先代の住職から門について面白いお話を伺いました☆
こちらのお寺には長い間、門が無かったそうです。
門が出来たのは、天皇が来られた際、門のないお寺を見て「お寺に門は必要だろう」と仰って
ある武家屋敷で使用していた門を移してくださったのだそう。
門を一度解体し、運び込み再び材料を組み直して今の場所に門が設けられたとのこと。
なので、お寺の門だけどお寺の門じゃないんです(^^)
（門は、お寺で使用されるものと、武家屋敷で使用されるものは異なっていました）
門の種類は沢山あって、建築的な分類と、宗派的な分類とがあります。
建築的な分類でも、時代を経るごとに複合型のような門が増えました。
門一つとっても極めるのは大変ですが、このお話を伺って門についてもっと知りたくなりました♪
一度解体したものを、また元の形に組みなおせるというのも木組みの発達した日本伝統構法ならではですね！
