2015.10.26
先週の24日(土曜日)に大阪城に行ってきました☆
広大な敷地内には、ランニングをしている方や、外国の観光客の方など、沢山の人でした。
たこ焼きや焼きそば、お好み焼きなどの屋台も沢山出ていて、香川では見られないちょっと面白い光景でした☆
大阪城の現在の天守閣は昭和6年に建設された3代目の天守閣。鉄骨鉄筋コンクリート造りです。
大阪城は敷地に張り巡らされた石垣の美しさと要所要所の巨石が個人的に見どころです☆
桜門・大手門・京橋門などにある巨石には100トンを超すものが5個もあり、50トンを超すものは15個もあります。
そして、その石の多くは瀬戸内海の島から切り出されたものがほとんどで、約半分が小豆島が産地とされています。
現在見られる石垣は、徳川氏の再築後の遺構ということが研究により明らかになりました。
桝形とは城の主要な出入り口に設けられた四角い区画のことで、敵の侵入を食い止める役割を果たします。
この巨石は、大手門を入ってすぐ目の前にあります。
表面積が約29畳( ゚Д゚)!! この大きさでも城内で4番目の大きさとのこと。
この時点でかなり圧倒されました!
この石は、小豆島で採石されたと考えられています。
こちらは桜門を入ったところにあります。
本丸への正面入り口を守るための巨石。
この石は「蛸(たこ)石」と言われているそうです。写真の角度が悪くて見づらいのですが、
石の左の方にタコの形に見える模様?があるんです。鉄分がにじみ出た痕だそうで、江戸時代からそう呼ばれるようになったのだとか。
城内最大の巨石です。 この石は岡山から運ばれた花崗岩が使用されています。
大阪城修復(1620年~)の際に小豆島で割られたまま、用材石として念願かなわず置き去りにされた石。
昭和56年に大阪城に運ばれました。
石垣を作るまでの間には、石の切り出しや山からの運搬、海上輸送、陸への運搬、石積みと多くの工程があって、その工程を想像しながら目の前の石をみると、気が遠くなりそうでした。
何百年も崩れずに残っていることが、高度な技術力を証明しています。
鉄筋も入っていない石垣がそのまま残っているのを見ると、東日本大震災の時に目にした崩れたブロック塀と対比して感慨深くなりました。
石垣や塀一つとっても、伝統建築から学ぶことは、まだまだ沢山あるのではないかという気がします。