2015.09.26
金曜日に勉強会で大阪の天神橋に☆
早く着いたので、大阪天満宮に行ってきました!
本殿は、権現造り。
1845年に再建されたもの。
学問の神として有名な菅原道真が亡くなった後、所縁のあったこの地に村上天皇の勅令でこの地に鎮座されたそうです。
門や塀をはじめ、建物の至るところに梅花の文様があります。
梅の花は菅原道真の歌った有名な和歌にも登場し、道真公が愛でた花として有名です。
「東風ふかば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて はるなわすれそ」
(「梅の花よ、春の東風が吹いて来たので花を咲かせて香りを届けておくれ。主人が居ないからといって春を忘れてはいけないよ」という意味。)
この和歌は、道真が大宰府に左遷された後に、都に残してきた梅の花を詠ったとされています。
梅の花は学問が栄える時に見事に咲くと言う言い伝えがあり、天神信仰との関わりもある花です。
本殿と隣に位置する神楽殿や梅花殿を繋ぐ渡り廊下。
弊社でお寺の渡り廊下を改修したばかりなので、興味津々で渡り廊下を観察中・・・
なんとビックリ!!
廊下部分を下から見上げると、ここにも梅の花!!
ちょっと見えづらいですが、アップしたものがこちら↓
立体的な堀りで梅が掘ってあります。
なんとなく、木は松のようにも見えるのですが・・・(菅原道真は梅の木と同様、松も大事にされたといわれています)
菅原道真の死後、都に様々な災いが起こりました。
都の人々はこの災いを、学問に長けた人物でありながら左大臣の妬みで左遷された道真公の祟りだと考えたようです。
菅原道真を鎮座した神社では、その怒りを鎮めるために建てられたものが多いのですが、
こんなに細かい場所まで道真公が愛した梅を用いるなんて、道真公がただ祟りで怖れられただけでなく、愛され親しまれた人物だということを物語っている気がします(^^)
思いもよらない発見に、一気にテンションが上がった天満宮でした☆