2015.10.14
本日は、書写山・圓教寺の常行堂(じょうぎょうどう)をご紹介します☆
大講堂、食堂と共に三之堂(みつのどう)を形成しています。
この建物は、常行堂・中門・楽屋・舞台から構成されています。
常行堂は、僧侶の修行の場として使用された建物。
ひたすら阿弥陀仏を唱えながら本尊をまわる修行を常行三昧と呼ぶようで、その常行を行う場所で常行堂と付けられたそう。
一部、突出している部分がありますが、こちらが舞台となっていて、向かい合う大講堂の釈迦如来に舞楽を奉納するためのもの。
こちらの屋根は、唐破風造りです。
1453年に常行堂ができ、中門・楽屋・舞台は1463年にできたといわれています。(諸説あります)
昭和40年に解体修理されたものが現存する建物です。
室町時代に取り入れられた唐様の雲の文様らしき文様が見られました。
雲の文様は、建築以外にも絵画や着物の文様など様々なところに使用されてきましたが、時代によって雲の表現が変化しています。
文様一つとっても、面白いですね☆
文様の時代変化もいつかご紹介したいです。
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